「そろそろ家を直したいけれど、何から手をつければいいのか分からない」。お客様からいちばん多くいただくのが、このご相談です。
そのまま何年か過ぎてしまった、という方も少なくありません。
どうぞご安心ください。順を追って考えれば、難しい話ではありません。最初にやることは、3つだけです。

その1 困っていることを書き出す
きれいにまとめる必要はありません。「お風呂が寒い」「台所が暗い」「床がきしむ」——思いつくままで構いません。
できれば、ご家族それぞれに書いていただくのがおすすめです。ご主人は外壁が気になり、奥様は台所を何とかしたい。お子さんは自分の部屋がほしい。書き出してみると、同じ家に暮らしていても、目を向けている場所が違うことがよく分かります。
このメモが、後になって効いてきます。工事の内容を決める段階で、「一度に全部やるか」「まず一部だけにするか」を選ぶ場面が必ず出てきます。そのときご家族全員の希望が並んでいれば、優先順位をつける話がスムーズに進みます。
その2 いつまでにやりたいかを決める
「来年の冬までに寒さを何とかしたい」「子どもが帰ってくる夏までに部屋を用意したい」時期が決まると、話は一気に具体的になります。
工事には段取りと期間があるためです。水まわりをまとめて更新すると、2週間から1か月ほどかかります。外壁の塗り替えは、雨の多い時期を避けたほうが仕上がりが安定します。滋賀は冬に雪が積もる日もあり、屋外の工事は季節を選びます。
「特に急いでいない」でも構いません。それも立派な答えです。時間に余裕があるのなら、じっくり検討できます。

その3 家を見てもらう
ここまで整理できたら、あとは実際に見てもらうだけです。
インターネットで調べても、お客様のお家について書かれた情報はどこにもありません。同じ「お風呂が寒い」でも、窓から冷えている家もあれば、床下から冷気が上がっている家もあります。築年数、どんな造りか、どこが傷んでいるか——現物を見なければ判断できません。
そして、見てもらうのは早いほど気持ちが楽になります。雨漏りのように、時間が経つほど直す範囲が広がってしまうものもあるためです。
とはいえ、慌てる必要はありません。状態さえ分かれば、いつ手を打てばいいのかも見えてきます。
よくいただくご質問
相談だけでも構いませんか
もちろんです。うかがって、ご説明して、それで終わっても問題ありません。「まだ何年か先の話なのですが」というご相談も多くいただきます。
図面が見当たりません
なくても進められます。現地で採寸すれば把握できます。新築時の図面が残っていれば話が早くなりますので、一度探してみてください。押し入れの奥や、古い書類をまとめた箱から出てくることがよくあります。
そのあと、しつこく連絡が来ませんか
こちらから何度もお電話することはありません。時間をかけて考えるべき話ですし、急かして決めていただくものではないと考えています。
家が散らかっているのですが
お気になさらないでください。私たちが確認するのは、床下や天井裏、壁の中です。「片付いてから」と先延ばしにするうちに何年も過ぎてしまう。これがいちばんもったいないと思います。
モリケンハウスの場合
私たちは、いきなり工事の話から入りません。
まずお家を拝見したうえで、「今すぐ手を打つべきところ」と「もうしばらく様子を見ていいところ」を分けてお伝えします。
すべてを一度にやる必要はありません。優先順位をつけて、段階的に進めていく方法もあります。
地元で長く仕事をさせていただいてきました。同じお住まいに、5年後、10年後とまた呼んでいただくことがあります。だからこそ、その場かぎりの工事はしません。
「何から始めればいいか分からない」。そのままの状態で構いません。書き出しも、時期を決めることも、ご一緒に整理していきます。
まずは一度、お家にうかがわせてください。お話ししているうちに、ご自身でも考えがまとまってくることがあります。