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2026年8月31日 ブログ

リフォームとリノベーション、何が違うのか

チラシや広告で、両方の言葉を目にされると思います。「同じことを言い換えているだけでは」と聞かれることもあります。

言葉の意味が分からないまま相談するのは、少し気後れされるかもしれません。

実のところ、明確な決まりはありません。ただ、私たちが現場でどう使い分けているかをお伝えすれば、輪郭が見えてくると思います。

施工前の在来工法の浴室と、施工後の新しいユニットバスを並べた比較写真

リフォームは「元に戻す」

古くなったもの、傷んだものを新しくすることです。

  • 古い浴室を、新しいユニットバスに入れ替える
  • 色あせた外壁を塗り直す
  • 畳を新しくする
  • 給湯器が故障したので交換する

暮らし方はそのままに、傷んだ箇所を回復させる。これがリフォームです。

工事の範囲が最初からはっきりしているため、期間も短く収まります。1か所だけなら数日で終わることもあります。

リノベーションは「作り変える」

間取りや使い方そのものを変えることです。

  • 子ども部屋が空いたので、壁を抜いて広いリビングにする
  • 和室を洋室にして、寝室として使えるようにする
  • 使っていない部屋を、収納とワークスペースに作り替える
  • 古い家の断熱を見直して、一年を通して過ごしやすくする

暮らし方そのものが変わるのがリノベーションです。

壁を抜いたり、水まわりの位置を動かしたりするため、工事の規模は大きくなり、期間も長くなります。

壁を撤去して広くなったリビングの様子

どちらが優れている、という話ではありません

判断の基準は言葉ではなく、お困りごとの中身です。

「浴室が寒い」だけであれば、リフォームで足ります。一方、「子どもが独立して部屋が余っている。夫婦2人で暮らしやすくしたい」であれば、間取りから考え直したほうがいい。それがリノベーションになります。

ここで一点、注意していただきたいことがあります。

壁には、取り壊せるものと取り壊せないものがあります。

見た目はどれも同じ壁ですから、これは図面と構造を確かめなければ分かりません。ここだけは省略できないところです。

両方を同時に行うこともあります

実際の工事は、きれいに分かれないことのほうが多いものです。たとえば、こんな進め方になります。

「和室を洋室に作り変える(リノベーション)。あわせて、傷んでいた廊下の床も張り替える(リフォーム)」

一度業者さんが入るのであれば、まとめたほうが手間も工期も抑えられます。足場を組む工事なら、なおさらです。外壁を塗るときに屋根も一緒に確認しておけば、足場を組む回数が一度で済みます。

逆に、分けたほうがよい場合もあります。

「今年は浴室だけ。来年、余裕ができたら台所」

こうして年をまたいで進めるご家庭も少なくありません。一度にすべてやらなければならない決まりはありません。

大切なのは、順番を最初に決めておくことです。先に台所を新しくしたのに、翌年その床をはがすことになった——これがいちばんもったいないので、全体の見取り図を先に描いておきます。

モリケンハウスの場合

私たちは新築も建てていますので、家の骨組みから把握できます。そのため「この壁は取り壊せます」「ここは残します。代わりにこうしましょう」と、その場でお答えできることが多いです。

そして、大きく作り変えることを勧めるわけではありません。お話をうかがった結果、「今回は水まわりだけで十分です」とお伝えすることもあります。

言葉に合わせて工事を決めるのではなく、お困りごとに合わせて、必要な分だけをご提案します。

リフォームなのかリノベーションなのか、決めてからご相談いただく必要はありません。「こうしたい」「ここが困っている」。その中身だけ聞かせてください。

拝見してお見積りをお出しするところまでは、費用をいただきません。

そのうえで、どんな手が打てるかを、ご一緒に考えさせてください。どうぞお気軽にご相談くださいませ。