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2026年9月10日 ブログ

窓の内側にもう一枚。寒さと結露への対策

朝、窓ガラスが水浸しになっている。カーテンの裾が湿っている。窓まわりの壁が黒ずんできた。

毎朝、窓を拭くところから一日が始まる。そんなご家庭もあると思います。

冬に、よくいただくご相談です。実はこれ、窓そのものを交換しなくても改善できる場合があります。

冬の朝、水滴でびっしり濡れた窓ガラス。結露が起きている状態

内窓とは何か

既存の窓はそのままに、その内側にもう一枚の窓を設けることです。

窓が二重になることで、間に空気の層が生まれます。この空気の層が、外の冷気を室内へ伝えにくくします。

魔法びんと同じ仕組みだと考えていただくと、分かりやすいと思います。動かない空気の層をつくることが、断熱の基本です。

なぜ結露が減るのか

結露は、暖かく湿った空気が冷たいものに触れて水滴に変わる現象です。冷たい飲み物を注いだコップの外側が濡れるのと、同じ原理です。

冬の室内の空気は暖かく、湿気を含んでいます。その空気が、外気で冷やされたガラスに触れることで水滴になります。

内窓を設けると、室内側のガラスが冷えにくくなります。そのため、水滴が付きにくくなります。

結露が減れば、カビも生えにくくなります。窓まわりの壁紙が黒ずむのは、結露が原因であることが多いものです。

既存の窓の内側に内窓を取り付けた施工後の様子

工事は、想像されるより簡単です

  • 1か所あたり1〜2時間ほどで完了します
  • 壁を壊しません。粉じんもほとんど出ません
  • 住みながら施工できます
  • 一部屋だけ、窓一つだけでも可能です

「まず寝室だけ」「まず北側の部屋だけ」と区切って進められるのが、内窓のメリットです。家じゅうの窓をまとめて替える必要はありません。一部屋で様子を見てから、他の部屋へ広げていかれる方もいらっしゃいます。

遮音の効果もあります。道路に面した部屋では、外の音が届きにくくなります。室内の音が外へ漏れるのも、同じように抑えられます。

制度が使えることもあります

窓の断熱については、国や自治体の支援が用意されることがあります。ただし、年度によって内容も条件も変わります。

「現在も使えるか」「お住まいが対象になるか」は、その時点で調べなければ分かりません。そこは私たちのほうで確認し、使えるようであればご案内します。使えない場合も、正直にそうお伝えします。

デメリットもお伝えします

窓の開け閉めが二度手間になります
外側の窓と内側の窓、両方を開けることになります。毎日開閉する掃き出し窓では、煩わしく感じるかもしれません。逆に、あまり開けない窓(北側の部屋、階段の窓など)はまったく気になりません。

窓枠に奥行きが必要です
内窓の設置には、窓枠に7センチほどの奥行きが要ります。足りない場合は、枠を増設する工事が必要になります。

網戸はこれまでどおり、外側の窓のものを使います
内窓側には付かない製品が多いためです。

掃除する面が増えます
窓が二重になる分、拭くガラスの枚数が増えます。

どれも、設置してから気づくと困ることです。
知らずに進めて「こんなはずでは」となるのは避けたいので、事前にお伝えしています。

そのうえで、進めるかどうかをご検討ください。

モリケンハウスの場合

内窓は、かけた手間に対して効果を実感しやすい工事です。

ただし、どのお住まいでも同じように効果が発揮できるわけではありません。窓が原因ではないお住まいもあるためです。床下からの冷えや、壁の断熱不足が原因になっていることもあります。

その場合、内窓を入れても「思ったほどではなかった」と感じられるかもしれません。どのくらい変わるかは、正直なところ数字でお示しできません。

ただ、家の中で熱の出入りがいちばん激しいのは窓です。やらないよりは、やったほうがいい。そう申し上げられます。

床や壁の断熱は、工事も費用も大きくなります。そこまでお勧めするかどうかは、お住まいの状態を見てからの判断となります。

結露にお困りでしたら、いつでもご相談くださいませ。

実際に濡れている状態を見せていただけると分かりやすいのですが、冬でなくても構いません。窓の大きさと枠の奥行きを測れば、ご提案はできます。

毎朝の窓拭きがなくなった、と言っていただけることがあります。私たちにとっても、うれしいお言葉です。