「羽の生えた虫が、家の中にいた」
春から初夏にかけて、こうしたご相談が増えます。
見つけた瞬間は、驚いてしまうものです。
「家の木が食べられているのでは」と、不安になります。
ただ、羽のある虫を見つけたからといって、すぐに家の被害が決まるわけではありません。
まずは、殺虫剤を使う前にご連絡ください。
そのままの状態のほうが、そのあとの確認が進めやすくなります。

シロアリの羽アリか、見分ける目安
羽アリには、シロアリの羽アリと、クロアリの羽アリがあります。
「羽があるからシロアリ」とは限りません。
見分ける目安は、次の3つです。
羽の大きさ
シロアリは4枚ともほぼ同じ大きさ。クロアリは前の羽が後ろの羽より大きくなっています。
腰の形
シロアリは腰のくびれが目立ちません。クロアリははっきりとくびれています。
触角の形
シロアリは数珠のような形。クロアリは途中で「く」の字に曲がっています。
小さな虫ですから、その場で無理に見分けなくても構いません。
「いつ」「どの部屋で」「何匹くらい見かけたか」を覚えておいていただければ、それだけでも手がかりになります。
殺虫剤を使う前に、ご相談ください
目の前の羽アリがいなくなっても、建物の中にシロアリがいるかどうかは別の話です。
発生している隙間へむやみにスプレーしたり、周囲を壊したりする前に、一度ご相談ください。
虫がどこから出てきたかは、調査の大切な手がかりになります。
すでに殺虫剤を使ってしまった場合も、慌てなくて大丈夫です。
使った場所と、分かれば製品名を教えてください。その情報も踏まえて確認します。

水まわりや、湿気のこもる場所を確認します
点検では、次のような場所を確認します。
- 浴室や洗面所の床まわり
- 玄関の床まわり
- 台所の床下
- 雨漏りや水漏れがあった場所
- 建物の近くに置かれた木材や切り株
ヤマトシロアリは、湿った木材を好み、水まわりなどで被害が見つかることがあります。
ただし、乾いた木材を加害する種類もいるため、「乾燥しているから大丈夫」とは言い切れません。
基礎や木材の表面に、土でできた細い筋が伸びていることもあります。
これは「蟻道(ぎどう)」と呼ばれる、シロアリの通り道である可能性があります。
見つけたら、壊さずにそのままにしておいてください。
確認のために、ご自身で無理に床下へ入る必要はありません。
滋賀のお住まいも、敷地と床下の状態を見て判断します
同じ大津市内でも、湖岸、山あい、住宅が建て込んだ場所では、敷地の条件が異なります。
床下の湿気も、地域名だけでは判断できません。
地面の水はけ、風の通り方、建物の造り、水漏れの有無によって変わります。
古いお住まいでは、床下が土のままになっていることもあります。
湿気が多い場合は、その原因を確かめたうえで、防湿シートや排水、換気などの対策を検討します。
床下の造りによって適した方法は違いますので、まずは今の状態を確認することから始めます。
前回のシロアリ対策から、何年たっていますか
「新築のときに対策をしたから、その後は何もしていない」
そんなお住まいもあると思います。
薬剤による一般的なシロアリ対策では、5年を目安に再処理を検討します。
日本しろあり対策協会も、5年経過後の再施工を勧めています。
参考:日本しろあり対策協会「5年経ったら再施工は必要ですか」
ただ、5年を過ぎた途端に被害が出る、という意味ではありません。
使われた薬剤や工法、保証内容を確認し、点検とあわせて今後の対策を考えることが大切です。
保証書や施工報告書が残っていれば、一度見てみてください。
見当たらなければ、そのままご相談いただいて構いません。
被害がないかを調べる点検と、被害を防ぐための予防処理は、役割が異なります。
それぞれの必要性をご説明したうえで、進め方をご相談します。
家のまわりで、できること
日頃から確認していただきたいこともあります。
不要な木材や段ボールをため込まない
建物のそばや床下に置いたままにせず、片付けておきましょう。
切り株や木製品の傷みを確認する
庭の切り株や古い木製品が崩れているなど、気になる様子があればお知らせください。
建物のまわりに水がたまっていないかを見る
雨どいや排水管、エアコンの排水先などを確認します。水たまりが続く場合は、その原因を調べます。
床下換気口がある家では、物でふさがない
収納用品や植木鉢などで、換気口を覆っていないか確認してください。
こうした手入れは、お住まいの状態を保つことにもつながります。
ただし、片付けや湿気対策だけで、すでに発生しているシロアリを駆除できるわけではありません。
モリケンハウスの場合
シロアリのご相談をいただいたら、まず発生場所と、建物の状態を確認します。
床下に入れる場合は、木材の傷みやシロアリの通り道、水漏れの有無などを調べます。
確認したところは写真に残し、お客様にも分かるようにご説明します。
シロアリの駆除が必要か。
木材の補修や交換が必要か。
水漏れなど、あわせて直したほうがよいところはないか。
それぞれを確かめてから、必要な対応をご提案します。
薬剤を処理しても、食べられた木材の強さが元に戻るわけではありません。
一方で、傷み方によっては、すべてを交換する必要がない場合もあります。
確認した範囲で被害が見つからなければ、そのようにお伝えします。
見られなかった場所や、追加の調査が必要なところも、正直にご説明します。
羽アリを見かけたら、まずはご連絡ください。
虫の種類が分からないままで構いません。
床下の点検は無料で承っています。
所要時間は、お住まいの広さや床下に入れる範囲によって変わるため、ご相談の際にご案内します。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。