「ギシギシ鳴るだけだから」
「少し沈むが、歩けるから」
そう思いながら、何年も過ごしてこられたかもしれません。
きしむだけなら、急ぐ必要はありません。
ただ、沈むほうは一度拝見させてください。

きしみと沈みは、別のものです
きしみは、床材どうしが擦れて音を立てているものです。
木は湿気を吸ったり吐いたりして、少しずつ動きます。長く住めば起こることです。これだけなら、急いで直す必要はありません。
気にしていただきたいのは、沈むほうです。
踏むとふわりと沈む。その感覚があるなら、床を支える木材が弱っているかもしれません。
なぜ弱るのか
原因として多いのは、水にまつわるものです。
- 洗面所やキッチンの床下で、長年にわたり少量の漏水が続いていた
- 浴室のまわりから水がしみ込んでいた
- 床下の湿気が抜けず、木材が腐った
もうひとつ、シロアリの被害も考えられます。
被害を受けた木材は、表から見ても分かりません。
床下を拝見して、はじめて分かることもあります。
沈む場所が水まわりの近くなら、早めに見せていただきたいところです。

床下に入って確かめます
私たちは、押し入れの下や洗面所の点検口から床下に入って確認します。
見るのは次の点です。
- 木材が湿っていないか
- 黒く変色していないか
- シロアリの通り道(土でできた細い筋)がないか
- 床を支える木材がずれていないか
- 配管からの水漏れがないか
床下に入ったときは、あわせて水漏れの有無も確認させていただきます。
水漏れが見つかった場合は、配管を先に直します。
そのうえで、床の工事に入ります。
補修の方法は、傷み方によって変わります
一部だけであれば、その範囲の床をはがして下地材を交換します。数日で終わることが多い工事です。
広い範囲が傷んでいれば、部屋全体の床を張り替えることになります。
漏水が原因の場合は、水の出どころを止めるところから始めます。
張り替えには、二つの方法があります
既存の床の上に、新しい床材を重ねて張る
工期が短く、費用も抑えられます。1日で終わることもあります。
ただし床面が数ミリ高くなるため、ドアの下端が当たるようになり、ドアを削る必要が出てくることがあります。
下地が傷んでいる場合は、次の方法で直します。
既存の床をはがして、下地から補修する
時間はかかりますが、下地の状態を目で確認しながら進められます。
沈む床の場合は、下地から直すことになります。きしむだけであれば、重ね張りで済むこともあります。
下地が傷んだまま重ね張りをすると、あとでまた沈むことがあります。
そうならないよう、床下を拝見してから判断します。
段差を解消する機会でもあります
床を張り替えるときは、段差をなくす工事も同時に行えます。
古い家では、廊下と部屋の境や和室の入口に、数センチの段差があることが少なくありません。
今は気にならなくても、年齢を重ねるとこの数センチがこたえます。床を触るときなら、追加の手間はわずかです。
先を見越して、バリアフリーにしておくという考え方もあります。
モリケンハウスの場合
私たちは、まず床下を拝見するようにしています。
お客様が気にされているのは床のきしみでも、もぐってみると、まったく別の箇所が傷んでいることがあるためです。
逆に、確認した結果「これは音だけです。このままで問題ありません」とお伝えすることもあります。
そのための確認です。
床が沈むのは、床下の木材が弱っているしるしです。確認だけなら1時間もかかりません。
「こんなことで呼んでいいのだろうか」と迷われることはありません。
床下を確認して、お見積りをお出しするところまでは費用をいただきません。
専門の業者さんに入ってもらう必要がある場合は、その前にご相談します。
気になったときに、どうぞお気軽にご相談くださいませ。