使いにくいところがあっても「こんなものだろう」。そう思いながら、毎日そこに立ってこられたかもしれません。
「そろそろ変えたい」と思われたら、先に決めておきたいことが3つあります。見た目や色を選ぶのは、その後の話です。

その1 位置を動かすか、動かさないか
同じ場所に新しいキッチンを納めるのか、壁に向かっているキッチンを、リビング側に向けた対面式に変えるのか。
ここで話が大きく変わります。
同じ位置であれば、給排水もガスも電気もそのまま使えます。工事は1週間前後が目安です。
位置を動かす場合は、給水と排水の配管を引き直します。床を開ける工事になりますし、期間も長くなります。
「対面式にしたい」というご希望は非常に多くいただきます。実現できる家とできない家がありますので、ここは拝見してからの判断になります。
その2 幅を変えるか
現在のキッチンが2m40cmで、同じ幅で入れ替えるのであれば話は単純です。
「もう少し広く使いたい」となると、隣接する壁や収納を動かすことになります。
意外と見落とされがちなのが、通路の幅です。キッチンを大きくした結果、背後が通りにくくなることがあります。お二人で並んで使われるご家庭では、通路の幅もあわせて見ておくと安心です。

その3 収納をどうするか
新しいキッチンにすると、収納量が増えることが多くあります。現在の製品は引き出し式が主流で、奥のものまで取り出しやすくなっています。
ただし、増えた分に何を入れるかを決めておかないと、結局あふれます。
打ち合わせの際に「今、何をどこに収めていますか」とうかがうのは、そのためです。
選ぶときに迷いやすい点
天板(ワークトップ)の素材
人工大理石は色や柄が選べて、キッチンが明るい印象になります。ステンレスは汚れに強く、長く使える素材です。
どちらも、熱い鍋やフライパンを直接置くのは避けてください。人工大理石は変色の、ステンレスは裏側の補強板がはがれる原因になります。鍋敷きを一枚はさむだけで、天板は長くきれいに保てます。
見た目で選びたくなりますが、実物に触れてから決めるほうが確かです。
コンロ
ガスかIHか。ここは議論の分かれるところです。IHにする場合、電気の容量が足りているか確認が必要です。古いお住まいでは、分電盤の工事が同時に必要になることがあります。
レンジフード(換気扇)
現在の製品は、お手入れがずいぶん簡単になっています。フィルターや部品が外しやすく、汚れも落としやすい形になりました。掃除がなくなるわけではありませんが、負担は軽くなります。
食器洗い乾燥機
後から設置するのは手間がかかるため、導入するならこのタイミングです。使うかどうか、迷うところだと思います。ご家族の人数や、食器を洗う時間帯によって、向き不向きが分かれます。ショールームで大きさと入る量を見てから決めるのが確かです。
高さ
身長に合わせて選べます。「腰が痛い」原因が、実は高さの合っていないキッチンだったということがあります。
モリケンハウスの場合
私たちは、商品を選ぶ話から入りません。
先にうかがうのは、今のキッチンの何が不便なのかです。「暗い」であれば照明や窓の話になりますし、「腰が痛い」であれば高さの話になります。新しくすれば何もかも解決する、とは限らないためです。
そのうえで、現地の寸法を測ります。図面の数字だけでは、背後の通路が通れるかどうかまでは分からないためです。
うかがった結果、「今のキッチンのままで、収納を足すだけで足ります」とお伝えすることもあります。入れ替えありきでは考えません。
ショールームで気に入ったものがあれば、お知らせください。お住まいの間取りに納まるかどうか、こちらで確認します。
お見積りは無料です。金額をご覧になってから、進めるかどうかをご検討ください。
ご都合のよい日に、ご自宅で打ち合わせができます。今お使いのキッチンを拝見し、寸法を測るところから始めます。
まずは「ここが使いにくいんです」という一言から聞かせてください。毎日のことですから、小さな不便ほど大事な手がかりになります。